入学・卒業・就職・成人式
■入園・入学お祝いの贈り物
入園、入学は身内やごく親しい間柄でのお祝いです。お祝いの品も相談して希望するものを贈る場合が多いようです。幼稚園や小学校の場合、学用品、ランドセル、学習机、通園通学用の衣類、図書券などが一般的です。中学校や高校の場合、辞書、辞典、図書券、腕時計など、大学の場合は、1人暮らしを始める人には電化製品なども喜ばれます。年齢が上がるにつれ本人の好みや希望も強くなるので、現金や商品券で贈るのが無難でしょう。贈る時期は遅くても入園、入学の1週間前までに贈ります。
表書きは、「御入園祝」「祝御入学」とし、水引は赤白蝶結びをかけます。

■入園・入学祝い
金額の目安5,000〜30,000円
表書き御入園祝、祝御入学
水引赤白蝶結び

■入園・入学祝いのお返し
入園、入学祝いのお返しは不要です。お祝いをいただいたら、本人から電話やお礼状でお礼の気持ちを伝えましょう。また、逆にお祝いをいただいた家庭の子供が入園、入学した場合は、いただいた額と同等のお祝いを贈ります。

■入園・入学の服装
制服があったり、園や学校で決まった服装がある場合はそれに合わせます。決まりがない場合は早めに用意しておきましょう。
男の子なら、ブレザーやカーディガンに半ズボン、スーツなど、女の子なら、ワンピースかスーツ、ブラウスにスカートが一般的です。身近に同じ園や学校に通っている子供を持つ人がいれば、用意する前に聞いてみるのが良いでしょう。
両親の服装はあまり華美になり過ぎないように注意しましょう。母親はスーツかワンピース、色無地や付下げ、父親はブラックまたはダーク系のスーツが一般的です。



■卒業・就職のお祝い
卒業、就職は身内やごく親しい間柄でのお祝いです。卒業してすぐ、次の入学が控えている場合は入学祝いを兼ねて贈る場合が多いようです。卒業後、就職する場合は表書きを「祝御就職」「御入社祝」「賀社会人」とします。卒業後の進路がまだ決まっていない場合には「祝御卒業」として贈ります。

■卒業・就職祝いの贈り物
贈り物には、社会人として必要になるものを贈るのが一般的です。男性なら、ワイシャツ、ネクタイ、ビジネスバックなど。女性なら、バック、アクセサリー、化粧品など。本人の好みもあるので、現金や商品券も喜ばれます。お祝いの贈り物は3月末までに贈ります。

■卒業・就職祝い
金額の目安10,000円
表書き祝御卒業、祝御就職、御入社祝、賀社会人
水引赤白蝶結び

■卒業・就職祝いのお返し
お返しは不要です。お祝いをいただいたら、本人から電話やお礼状でお礼の気持ちを伝えましょう。就職する際にお世話になった人などには、初任給で何かお礼の品を買って挨拶に行くのも良いでしょう。また、逆にお祝いをいただいた家庭で卒業、就職する人が出た場合は、いただいた額と同等のお祝いを贈ります。



■成人式
冠婚葬祭の「冠」にあたるのが「加冠の儀」です。加冠の儀とは、男性が初めて冠をかぶり髪を結い、衣服を大人のものに改める「元服の儀式」で、現在の「成人式」にあたります。女性の場合は、成人女性の正装である裳(も)をつける「着裳(ちゃくも)の儀」、長い髪を初めて結い上げ成人女性の髪形にする「髪揚げの儀」などと呼ばれていました。
1月の第2月曜日が「成人の日」で、その前後に各自治体によるお祝いの式典が行われています。二十歳になると飲酒、喫煙が許され、選挙権も得る一方、社会的な責任も負うこととなります。成人式はお祝いするだけではなく、大人の自覚を再確認することも同時にしたいものです。

■成人式の贈り物
大人になったお祝いですので、社会人として必要となるもの、成人式で着用するものなどが一般的です。男性なら、スーツ、ネクタイ、靴、など。女性なら、ファーマルウェアや振袖などの小物、パールセットなど。また、現金や商品券も喜ばれます。
表書きは、「祝御成人」「御成人御祝」とし、水引は赤白蝶結びをかけます。お祝いは成人式の前までに贈ります。

■成人式
金額の目安10,000円
表書き祝御成人、御成人御祝
水引赤白蝶結び

■成人式の贈り物のお返し
お返しは不要です。お祝いをいただいたら、本人から電話やお礼状でお礼の気持ちを伝えましょう。

■成人式の服装
男性は、羽織袴、スーツなど。女性は、振袖、フォーマルドレス、スーツなど。女性の振袖姿は成人式の代名詞となっていますが、一式そろえるとなると大変です。祖父母や両親から贈られることが多いですが、レンタルや母親の着物ですませることもあります。



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