■新郎新婦の衣装
女性にとっては結婚式の準備のうちで一番楽しいことかもしれません。また、招待客にとってもどのような衣装で登場するのか楽しみの一つです。
挙式の形式、会場の雰囲気に合った衣装を選びます。神前式なら白無垢、教会式ならウェディングドレス、男性もそれに合わせた衣装となることが多いようです。お色直しでは、和装なら色内掛け、振袖など、洋装なら、カクテルドレスやイブニングドレスなどがありあます。男性の職業が警察官やパイロット、自衛官など制服がある場合、お色直しでその制服で登場すると会場が盛り上がります。衣装は一般的にレンタルすることが多いですが、自前で持ち込む場合は、持ち込み料がかかることもあるので確認が必要です。
ブーケのオーダーでは、教会によって条件がつく場合があります。例えば、白い生花でなければいけないなど、オーダーする前に確認しましょう。

■サムシング・フォー
マザーグースの詩の中にも歌われている、花嫁が挙式当日に4つのものを身につけると幸せになるというもの。

サムシング・オールド	何か古いものを一つ。先祖や伝統を意味します。
サムシング・ニュー	何か新しいものを一つ。これから始まる新生活を意味する。
サムシング・ボロー	何か借りたものを一つ。隣人、友人との縁、幸せな結婚生活をおくっている友人などから借りたもの。
サムシング・ブルー	何か青いものを一つ。聖母マリアのシンボルカラーのブルーは純潔を意味します。

詩の中では、「そして靴の中には6ペンス銀貨を」と歌われています。

■媒酌人、両親、親族の衣装
媒酌人夫妻、両親は新郎新婦の服装の格に合わせます。一般的に多いのは、男性はモーニングコート、女性は黒留袖です。内輪だけの披露宴で新郎新婦も正装ではなく、略した服装などの場合は、それに合わせてスーツなどにします。親族の服装は、新郎新婦に近い関係にある場合は式服の格に合わせます。注意したいことは、新郎新婦より目立たない服装、アクセサリーなどもつけ過ぎないことです。

媒酌人（男）	和装（紋付き羽織袴） 洋装（昼ならモーニングコート、夜なら燕尾服、タキシード） 略式（ブラックスーツ、ダークスーツ）
媒酌人（女）	和装（黒留袖） 洋装（昼ならアフタヌーンドレス、夜ならイブニングドレス） 略式（紋付き色無地、訪問着、付下げ、アフタヌーンドレス、カクテルドレス、スーツ）
父親	和装（紋付き羽織袴） 洋装（昼ならモーニングコート、夜なら燕尾服、タキシード） 略式（ブラックスーツ、ダークスーツ）
母親	和装（黒留袖） 洋装（昼ならアフタヌーンドレス、夜ならイブニングドレス） 略式（紋付き色無地、訪問着、付下げ、アフタヌーンドレス、カクテルドレス、スーツ）
兄・弟	新郎新婦に年齢が近い場合はブラックスーツが一般的。モーニングコート、タキシード、ダークスーツなど年齢に合わせて選びます。
姉・妹	既婚の場合は黒留袖、未婚なら振袖が多い。その他、訪問着、セミアフタヌーンドレス、ロングドレス、ドレッシーなスーツ又はワンピースなど。
祖父母	祖父（モーニングコート、タキシード、ブラックスーツ） 祖母（黒留袖、色留袖、格の高いドレス）
おじ	ブラックスーツ
おば	黒留袖、色留袖、ドレスなど

■招待客
衣装を選ぶ際には、どのような場所で行われるのか、格式高い披露宴なのか、内輪だけのものなのか、時間帯などに気をつけます。格式の高い披露宴であればきちんとした礼装にし、「平服で」という場合なら略礼装、またはそれに準ずる服装にします。
女性の場合は白い色は避け、花嫁よりも目立たないようにします。アクセサリーは昼間はパールなど光をおさえたものを、夜はゴールドなどの光のあるものにします。

男性	昼（ディレクターズスーツ） 夜（燕尾服、タキシード） 略式（ブラックスーツ、ダークスーツ）
女性	和装（未婚なら振袖、既婚なら訪問着） 洋装（昼ならアフタヌーンドレス、夜ならカクテルドレス） 略式（付下げ、色無地、ドレッシーなスーツ又はワンピースなど）