病気・入院・災害見舞い
■病気・入院見舞いの注意点
お見舞いに伺う場合、相手の容態を家族などに確認してからにします。手術前後などは、お見舞いに来られても疲れさせることになることが多いので避けます。病院では面会時間が決まっているので、確認し、お見舞いの時間も短時間ですませます。また、他の入院患者さんに配慮し、大人数や小さな子連れなどで行くのはやめましょう。

■お見舞いの品
生花、雑誌、テレホンカード、果物、菓子類、現金などが一般的です。
花を贈る場合には、鉢植えは「根つく=寝つく」といわれているので避けます。その他シクラメンは「死苦」、菊は葬儀などを連想、ツバキやチューリップは花の散り方が悪い、香りの強い花などが避けられます。花束は花瓶が必要となるため、花瓶を一緒に贈るか、アレンジメントにするのがいいでしょう。
食べ物を贈る場合には、食事制限がないか確認しましょう。入院中の気分をまぎらわせるように、趣味の雑誌や、テレビカード、CDなども喜ばれます。また、何かとお金もかかるので現金で贈るのもいいでしょう。

■お見舞い金額の目安
両親10,000〜50,000円
祖父母10,000〜30,000円
兄弟姉妹10,000〜30,000円
親戚5,000〜10,000円
友人3,000〜5,000円
勤務先3,000〜10,000円
ご近所3,000〜5,000円

■病気・入院のお見舞い金
金額の目安3,000〜50,000円
表書き御見舞い
水引赤白結び切りのしなし祝儀袋、白封筒

■快気祝い
快気祝いは、病院から全快で退院した場合にお見舞いに来てくれた人、お世話になった人に贈ります。退院してから、または職場復帰してから2週間くらいまでに贈ります。お見舞いでいただいた金額の三分の一から半分程度のもので、お菓子や石鹸、洗剤、タオルなどの消耗品が一般的です。表書きは「快気祝」「快気内祝」とし、水引は赤白の結び切りをかけ、病気や入院した本人の名前を書きます。
退院はしましたが、自宅療養中の場合には、快気祝いは贈りません。その場合、現在の状況報告とお見舞いのお礼を書いたお礼状などを出しておきます。

■快気祝い
金額の目安いただいた金額の三分の一から半分程度
表書き快気祝、快気内祝
水引赤白結び切り



■災害見舞い
地震や台風、火災など災害はいつ襲ってくるかわかりません。もし、知人や親類などが被災してしまった場合には、すぐに行けるような場合は駆けつけて手助けしましょう。行けない場合は、必要となるものを送り、被害状況を確認しながら、その後、手伝いに行きましょう。
お見舞いの品は、飲料水、簡単に食べられる食料品、タオル、毛布、衣類、救急セットなど当座の生活に役立つものをまず送ります。衣類を送る場合は、古着ではなく新しいものにします。救急セットは飲み薬から消毒薬、ガーゼ、包帯など傷の手当てができるものまで入っているものがいいでしょう。やや落ち着いた頃に不足しているものなどを送りましょう。

■お見舞い金
お見舞い金を贈る場合、被災してからやや落ち着いた頃にします。この場合は、目上の人に現金でわたすことは失礼になりません。金額は、災害の大きさやつきあい方によって変わります。一般的には5千円から1万円程度、親しい間柄であればそれ以上の金額を包むこともあります。白封筒に入れて、のしや水引きはつけません。表書きは「災害御見舞」「地震御見舞」「火災御見舞」「水害御見舞」「御見舞」など。
火災の場合には、火元か巻き込まれた火災かで書きわけることもあります。
出火御見舞
火災御見舞
自分の家が火元になった火災
類焼御見舞他の家の火事に巻き込まれた火災
近火御見舞近所で火事があったが、類焼は免れた場合

■災害見舞いのお返し
災害見舞いのお返しは、基本的にはしなくても失礼になりません。落ち着いたら状況の報告とお礼を兼ねたあいさつ状を出しましょう。お見舞いにいただいた金額が多く、お礼をしたい場合などには、無地の短冊に表書きを「御礼」「粗品」として贈ります。
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